玄関をきれいにする収納アイデア!収納のコツ紹介

家の第一印象を決める玄関。

靴や傘をはじめ、スリッパやおもちゃ、小物など…
限られたスペースなのに、ものが集まりやすい場所ですよね。

散らかっていると、お客さまが来たときに目について気になってしまいます。
また、風水や占いでも、玄関は運気を左右する場所であるとよく言われます。

そんな玄関だからこそ、いつもスッキリときれいにしていたいものです。
玄関のアイテムをうまく収納し、スッキリ見せるアイデアとポイントをご紹介します。

玄関収納を考える前に

玄関の収納方法を考える前に、今の玄関の状況を一度見返してみましょう。

現状を俯瞰して見てみることで、スペース感や問題点をあらためて把握しやすくなり、片付けをよりはかどらせることができます。

ほとんど履いていない靴はありませんか?

履いていない靴を整理する

靴箱の奥にしまったままだったり、玄関の隅に置いたままホコリをかぶっている靴やサンダルはありませんか?

昔はよく履いていたけど、今は好みが変わってしまった…
成長とともに履けなくなった子どもたちの靴が残ったまま…
気に入っているけど疲れやすい靴…

など。

事情はさまざまですが、まだ履くものと処分してもいいものを一度整理しましょう。

収納方法を検討する前に要不要を判断することで、本当に必要なものにスペースを活用することができます。

使っていない傘はありませんか?

使っていない傘を整理する

靴と同様、傘も一度整理しましょう。

出先で突然雨に振られると、ついついその度にコンビニなどで買ってしてしまう傘。
ビニール傘や折り畳み傘が増えて、必要以上の本数が玄関に置いてあったりしませんか?

増えれば増えるほど、意外とかさばってしまうアイテムなので、必要な本数を今一度見直してみましょう。

子どもたちのおもちゃは、すべて使っていますか?

おもちゃを整理する

ボールやラケットなど、玄関まわりに外用のおもちゃを置くこともあるのではないでしょうか。

子どもの成長や興味とともに、「最近あんまり遊んでいないな」というアイテムはありませんか?

おもちゃ類は形や大きさがものによってまちまちなので、収まりよく収納するのが難しいアイテムです。

まだ使っているものと、遊ばなくなってしまったものを整理して、なるべく数を最小限におさえることで、玄関収納がよりラクになります。

玄関に関係のないものはありませんか?

ものを整理する

ペットボトルやビニール袋、ポケットテッシュなど…
家と外との出入り口だからこそ、意外と玄関に関係のないものがいつの間にか溜まってしまっていたりします。

玄関に置いておかなくても大丈夫なものがないか、確認してみましょう。

限られた玄関スペース。
他の部屋に置いたり処分しても問題ないものを片付けることで、玄関収納に余裕が生まれやすくなります。

玄関スペースを見直してみましょう

玄関スペースを見直す

玄関スペースは、その家庭によってそれぞれです。

賃貸か持ち家か、一人暮らしか家族で暮らしているかで、玄関スペースの広さや家具の大きさ、収納したいものの量が変わってきますね。

そのため、自宅の玄関にどの程度のスペースがあるかを把握したうえで収納方法を考えるようにしましょう。
スペースを最大限に有効活用でき、無駄なくスッキリとした収納が実現しやすくなります。

玄関のおすすめの収納術

今あるアイテムを整理して、どの程度の広さが確保できるのかを確認することができたら、自宅の玄関に合う収納方法を考えてみましょう。

玄関の広さや靴棚の大きさなどによって、取り入れやすい方法とそうでない方法があると思います。

自宅の玄関スペースに適した方法を選択することで、限られたスペースを有効活用できるようにしたいですね。

靴・ブーツの収納

つっぱり棒やコノ字型アクリル板

つっぱり棒やコノ字型アクリル板

靴棚がある玄関なら、靴を入れたときに上部に少し余る空間を利用することがおすすめです。

つっぱり棒を2本張れば、一段の棚の中に2段目を作ることができますね。
同様に、コノ字型のアクリル板を用いることで、靴の上にもう一足置けるスペースを作ることができます。

ファイルボックスやシューズボックス

ファイルボックスやシューズボックス

また、靴棚の中で仕切りをつくることもポイント。

ファイルボックスを使った縦置き収納や、シューズボックスを活用した横置き収納で仕切りを作ることで、一足の靴がバラバラにならずまとまりよくしまうことができます。

傘の収納

傘立て

傘立て

最近では、さまざまなサイズの傘立てが販売されています。

幅を取らないものやデザイン性が豊かなものもあるので、玄関スペースに合ったものが選びやすいです。

立てかけてあるだけでインテリアのようにもなるので、玄関をおしゃれに見せたい場合にはおすすめします。

つっぱり棒や貼り付け式フック

つっぱり棒や貼り付け式フック

一方、省スペースに収納したい場合には、

・壁と靴棚の隙間につっぱり棒を張って引っ掛ける方法
・貼り付け式のフックを張って一本一本引っ掛ける方法

などが取り入れやすくおすすめです。

つっぱり棒もフックも100円ショップなどを利用して比較的簡単に手に入るので、朝鮮しやすい方法ではないでしょうか。

カギの収納

ラック

ラック

ラック収納は、細々したカギを玄関先でスッキリとおしゃれに見せてくれるアイテムです。

玄関先にラックを置きカギの定位置を決めてしまえば、インテリアとして見せながら収納することができます。

かごや箱

かごや箱

また、ポン入れができるかごや箱を玄関先に置いておく方法もおすすめ。

出し入れが簡単なうえ、素材を選べばラックと同じく玄関インテリアの役割も果たしてくれますね。

スリッパの収納

かごやワイヤーラック

かごやワイヤーラック

スリッパ収納の場合、かごや箱、ワイヤーラックなどのポン入れ収納を選べば、収納も取り出すのも簡単です。

通気性を考慮して、編み目のある自然素材のかごやラックがおすすめ。

収納用品のサイズもさまざまなので、玄関スペースやスリッパの数に合わせたものを選びやすいところも嬉しいポイントです。

ウォールポケット

ウォールポケット

ウォールポケットも、出し入れが簡単な収納方法のひとつです。

壁や靴棚の側面、玄関のドアなど、壁さえあれば取り付ける場所を検討できるのが魅力。
壁にそって設置する形状なので、デッドスペースをうまく活用することができます。

シューラック

シューラック

玄関スペースに余裕があれば、シューラックを利用する方法もあります。

デザイン性が高く、さまざまな素材や形状のものがあるので、インテリアづくりにこだわりたい場合にはおすすめです。

帽子やコート、バッグの収納

ポールハンガー

ポールハンガー

帽子やコート、バッグの置き場所を省スペースにつくるのであれば、ポールハンガーをおすすめします。

縦の空間をつかう収納方法なので、幅を取らず玄関スペースを圧迫しづらいところが魅力です。

お出かけ用のバッグだけでなく、アイテムを収納するためのバッグを引っ掛けておけば、スリッパやシューズスプレーなどの小物収納としても利用できますね。

貼り付け式フックやハンガー

貼り付け式フックやハンガー

壁面上の、収納をつくりたい位置に設置すれば、バッグのひもやコートを引っ掛けて壁掛け収納にすることができます。

また、タオルハンガーを設置すれば、ハンガーやS字フックが自由に掛けられる場所が出来上がりますね。

省スペースに取り入れられる壁掛け収納は、一人暮らしのお部屋にもおすすめです。

おもちゃの収納

かごや箱、ワイヤーラック

かごや箱、ワイヤーラック

ポン入れができるかごや箱、ワイヤーラックは、おもちゃの収納でも活躍します。

外で使うおもちゃは汚れが気になることもあるので、一式まとめて玄関先に置いておける場所があると便利です。

子供が何人かいる場合には、一人ひとりに専用のおもちゃかごがあれば片付けも簡単ですね。

つっぱり棒とフック

つっぱり棒とフック

つっぱり棒とフックを使った引っ掛ける収納スペースも、おもちゃ収納には便利です。

バッグにまとめておもちゃを入れ、それをフックに吊るして収納することができます。
靴棚と壁の間のデッドスペースなど、空間をうまく活用できる方法です。

ペットのお散歩グッズ

バッグ

バッグ

ペットのお散歩グッズは、持ち運ぶバッグごとひとまとめにして玄関先に置いておくと便利です。

ポールハンガーやフックを利用して掛ける収納方法を選べば、お出かけの際には手に取りやすく、帰宅時もすぐに定位置に置けます。

かごや箱、ワイヤーラック

かごや箱、ワイヤーラック

ペットのおもちゃなどは、かごや箱、ワイヤーラックを取り入れて収納する方法がおすすめです。

間口が広いものが多いので出し入れが簡単。
多頭飼いの場合、収納で色分けをすればそれぞれ専用のおもちゃボックスを用意することができますね。

スプレーや靴磨き、カイロなどの小物

バッグ

バッグ

シューズスプレーや靴磨きなどの小物は、バッグに入れてフックで引っ掛ける収納方法を選ぶと、省スペースに置けるうえ、取り出しも簡単です。

頻繁に使う場合には、靴棚や玄関のドアなどすぐに手の届くところにフックを取り付ければ使いやすくなりますね。

かごやワイヤーラック

かごやワイヤーラック

かごやラックに入れる収納なら、玄関先の隅に置いておいたり、靴棚の中にまとめてしまっておくこともできます。

靴棚の中にしまう場合には、湿気がこもりやすいことを考慮し、通気性の良い収納用品がおすすめ。

収納の定番なので、さまざまな大きさのものがあるのが嬉しいポイントです。
収納量や収納場所に合わせて、ちょうど良いサイズ感のものを選びやすいですね。

掃除道具

貼り付け式フックやハンガー

貼り付け式フックやハンガー

ほうきやちりとりなど、玄関掃除に欠かせないアイテム。
フックやタオルハンガーを設置して吊るす収納を選べば、壁に密着するので限られた玄関スペースを有効に活用できます。

靴棚のサイズに余裕がある場合には、中でつっぱり棒を張って吊るせば、生活感を隠すことができおすすめです。

かごや箱

かごや箱

高さのあるかごや箱を使って隠すように収納すれば、ほうきやちりとりに感じられる生活感をおさえることができます。

素材によってはインテリアとしても活躍するので、おしゃれな玄関づくりをしたいときにはおすすめの方法です。

玄関収納を選ぶポイント

玄関収納の方法は、工夫次第でさまざまです。
また、玄関の広さによっても取り入れやすい方法が違ってきますね。

どんなことに気をつけて選ぶべきなのか、玄関収納を選ぶポイントをご紹介します。

玄関に必要なものを優先して収納する

玄関に必要なものを優先して収納する

まずは、玄関に置いておきたいものを考え、優先度の高いものから収納するようにしましょう。

玄関は出入りの中で、「とりあえずここに置いておこう」と、次第にものがたまっていきやすい場所です。
中には、玄関に置いておかなくも問題ないものが混ざっていることも少なくありません。

玄関に必要なものとそうでないものを見直し、優先順位の高いものから収納していくことで、余裕をもってスペースを使っていくことができます。

広く見える収納を選ぶ

広く見える収納を選ぶ

賃貸や持ち家など、お部屋のタイプによっても、玄関スペースは変わってきますね。

賃貸や一人暮らしのお部屋だと、間取りによっては玄関スペースや靴棚の大きさに限りがあったり、逆に持ち家や家族何人かで住んでいるおうちなら、比較的スペースに余裕があるかもしれません。

それぞれの場合で、設置したときに玄関が広く見える収納用品と、逆に圧迫感を感じてしまうものがあります。

比較的スペースに余裕がある玄関ならどの収納方法でも取り入れやすいですが、スペースが限られている場合には、フックやウォールポケットを使った壁掛け収納や、デッドスペースを活用したつっぱり棒での収納が活躍しそうです。

靴やカギは出し入れのしやすさで選ぶ

靴やカギを出し入れしやすい収納

靴やカギなど、よく使うものは出し入れのしやすい収納を選ぶことがポイントです。

手の取りにくい方法で収納してしまうと、急いでいるときなどにバタバタしてしまい、ストレスの原因になってしまいますね。

靴収納なら、つっぱり棒やコノ字型アクリル板など、一目見てどこにどの靴があるのかを把握しやすい収納にすることがポイントです。

カギの収納なら、間口の広いかごやボックス収納を選べば、ポンと取り出しポンとしまうことができるのでおすすめです。

空間を利用できる収納を選ぶ

空間を利用できる収納を選ぶ

限られた玄関スペースを有効的に使うためには、デッドスペースをうまく利用することがポイントです。

左右の広さに限りがあるのなら、上下の空間に目をつけましょう。

上下に長い形状のポールハンガーは、幅を取らずに収納できる優れものです。

また、フックやハンガーを使って壁にぴったり寄せて収納する方法も、もののかさばりをおさえることができますね。

どこにあるか一目でわかるものを選ぶ

どこにあるか一目でわかる収納を選ぶ

ものが多くなると、とにかくたくさん収納しようとして奥へ奥へとしまい込みがち。
そうすると、必要なときに見つけづらく探す手間が出てきてしまいます。

そのため、平面にそって収納するよりかは、上下の空間を利用して収納することがポイントになります。

靴収納なら、つっぱり棒などで段を増やすことで収納スペースを上下に2倍にできますね。

また、おもちゃ類もバッグに入れ、デッドスペースにつっぱり棒を張ってS字フックで引っ掛けて収納する方法がおすすめです。
積み重ねての収納よりも見やすく、取り出しやすくなります。

整理しやすいものを選ぶ

整理しやすい収納を選ぶ

靴や帽子、コートなどは、季節によって使い分けるアイテムですね。

これらを収納するとき、衣替えのしやすさをふまえた収納用品を選ぶこともポイントです。

靴収納の場合、つっぱり棒などで空間を利用し、一目でわかる収納を取り入れれば、そもそも衣替えの必要がなくなりそうですね。

かごや箱を使って、オンオフを使い分ける方法もおすすめです。
オフシーズンのものだけかごや箱に入れて収納しておけば、バラつかずスマートに保管しておくことができます。

掃除用品はかっちりしまい込みすぎると、かえって取り出すのが面倒に。
フックを使った壁掛け収納で手に取りやすくしたり、かご収納で生活感を隠しつつ出し入れ簡単な方法をとるのがポイントです。

通気性がよいものを選ぶ

通気性がよい収納を選ぶ

外の空気に触れやすい玄関。
湿気がこもりやすい場所でもありますね。
「気がついたら大事な靴にカビが生えていた…」
なんていう経験もあるのではないでしょうか。

こまめに湿気取りや換気をすることに加え、収納用品も湿気を考慮した素材のものを選ぶことで、アイテムにダメージがかかりづらくなります。

ワイヤーラックや網目のある自然素材のかごは、密閉されないつくりなので空気がこもりにくい収納用品です。

玄関の通気性の具合にあった収納を選ぶことも、玄関収納の悩みを減らすポイントです。

どうしても玄関が散らかって見えるとき

必要なものだけを厳選して置いているけど、どうしても玄関スペースのわりにものが多かったり、靴やおもちゃは、良さそうなものをお店で見つけるとどうしても増えてしまうものですよね。

そんな悩みが尽きないときの最終手段をご紹介します。

とりあえずの収納場所をつくっておく

とりあえずの収納場所をつくっておく

「とりあえずの場所」をつくっておくと、応急処置になります。

玄関が狭く散らかって見えてしまうのは、アイテムの形状がそれぞれ違い統一感がなく感じられてしまうことが理由のひとつ。

一旦まとめて置いておく場所があれば、ある程度の統一感が保てるようになります。

その場合おすすめなのが、ポン入れができてものを隠しやすいかごや箱収納。
特に、玄関のインテリアにあったあった素材や色味のものを選べば、玄関のおしゃれ度をあげることもできます。

玄関にゴミ箱を置いておく

玄関にゴミ箱を置いておく

玄関が散らかって見える…というとき、ポストに入っていたダイレクトメールや広告、ペットボトルや街中でもらってきたポケットティッシュや宣伝グッズなどがたまりやすかったりしませんか?

こまめに片付けていてもたまりやすいこれらのアイテム。
玄関先にゴミ箱を置いておけば、その場で捨てることができるうえ、一箇所にまとめられるので、散らかった感じを軽減させることができます。

「とりあえずの場所」と同様、インテリア性の高いものを選べば、玄関スペースの邪魔になりにくくおしゃれな雰囲気をつくり出してくれます。

まとめ

ものが集まりやすい玄関スペース。

お片付けや収納を考える場合には、まずは置いてあるものの要不要やスペースを見直すことがポイントです。

玄関に置くべきものやスペース感が把握できたら、収納するものに合ったアイテムを選んだり、出し入れや整理のしやすい収納グッズを選ぶと、快適な玄関空間をつくりやすくなります。

遊びにきてくれたお客さまも、家の中ではじめに目にする場所。
いつでもきれいに保てるよう、上手に整理収納するよう心がけたいですね。

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